車では希望ナンバーが可能

車のナンバーを取得する場合、希望番号申し込みサービスと呼ばれるサービスが存在しており、これによって1~9999までの4桁の数字を希望するナンバーで取得するということができるような仕組みになっています。

地域名の表示や分類番号、ひらがなまで希望のものを選ぶということはできないものの、4桁の希望数字を取得したい場合、このサービスを利用することによってそれが実現します。
希望ナンバーによって自分のセンスをアピールできるので利用する人が多いサービスです。

バイクは対象外

自分の希望できるナンバーにできるこのシステムは非常に魅力的ですが、現在このシステムを利用することができるのは普通自動車もしくは軽自動車のみです。
このことからも分かるようにバイクの場合はこのシステムの対象外となっており、希望のナンバーにすることができなくなっています。

バイクもナンバープレートがある乗り物だけに、ナンバーを選ぶことが出来ないことに対して残念な気持ちになる人も多いでしょう。
しかしバイクそれを出来ないのにはいくつかの理由が存在しており、しようと思っても希望ナンバーにするのが難しいのが現状なのです。

バイクは数が少ない

バイクまで希望ナンバーにすると数が多くて大変なのでは?と思われるかもしれませんが、バイクが希望ナンバーにできないのはその逆です。
車の数と比較するとバイクの数というのはわずかなもので、車の台数の10分の1にも満たない数字です。

希望ナンバー制を導入するとなると、さまざまなシステムを作ったりそれを施設に投入しなければならずそこに多くの費用が発生します。
発生する費用をまかなうことを考えると、1台あたりのナンバープレートの価格を上げなければそれを実現することができなくなってしまうのです。

バイクの特徴も背景に

バイクの場合、車名自体に数字が絡むものというのが非常に多いです。
そうなると必然的に車名にまつわる番号などに人気が集中してしまう結果番号の抽選が多くなってしまうことになります。
そして最終的に払いだすナンバーが枯渇するという想定までされています。

組み合わせが尽きないように桁数を増やそうにもナンバープレートの規定サイズ自体が小さく、いろいろ増やしてしまうとナンバープレートがごちゃごちゃしてしまうため警察の取り締まりがしにくくなるという問題も発生します。

バイクの希望ナンバー実現には問題が多く残されていることからもなかなか難しいことが分かります。
しかし希望制に軽自動車があとから入ったこともある前例を見るとあり得ない問題でもないため、今後バイクの数が爆発的に増えればバイクでも利用可能になるかもしれません。