気筒数とはなんなのか

バイクの説明の中で〇気筒という表現がされることがよくありますが、実際その意味をイマイチ理解できていない人も多いのではないでしょうか。
バイクについているエンジンの中ではシリンダーという筒の中をピストンが往復することでクランクを回します。

そうすると、それが伝達していくことでタイヤが回るというような仕組みになっているのですが、筒の中を往復するピストンが気筒数になるということになります。
気筒の数が増えれば排気量は増えるので、例えば同じ大きさの気筒が1つのものと2つのものを比較すると排気量は倍になっていくというわけです。

個性が強い2気筒

2気筒勢は250㏄~1800㏄と豊富なクラスが揃っているのが特徴で、気筒の組み合わせや配置によって全く違った感覚を楽しむことができるので一番個性を感じられます。
等間隔のものであればビィィーンっという感じで回っていくのですが、等間隔のものだとパルス感や鼓動感を感じやすくなっています。

同じ2気筒でも並列2気筒・V型2気筒・水平対向2気筒などそれによって気筒の中で起こる燃焼に違いが出てくるためどの種類を選ぶかによっても乗っている感覚が変わってくるので、2気筒の中から自分の好みのタイプを探してみるというのも楽しいかもしれません。

いいとこどりの3気筒

2気筒の持っているトルクや鼓動感にと4気筒の持つ高回転域とスムーズさ足して割ったような間隔を楽しめるのが3気筒の特徴でもあります。
しかし3気筒は2気筒と4気筒の特徴を楽しむことができるだけのものではなく、3気筒ならではの特徴もしっかりと存在しています。

太いながらに柔らかを楽しむことができる中速トルクに加えて吹きあがりに角がないという特徴があります。
回転域によって色んな表情を見せてくれるというのも3気筒の楽しい魅力でもあります。

日本車らしさのある4気筒

複数ある気筒数の中でも日本車らしさを最も感じることができるといっても過言ではないのが並列4気筒です。
欧州車に負けることのない高性能車を求め追及した結果誕生した4気筒は高回転高出力で、低回転域かたでもスムーズさをかんじることができます。

高回転域ではレーシングマシンのようなサウンドを楽しめると共に二次曲線的にパワーをタスことも可能で馴染みやすい上に扱いやすいです。
このタイプは日本人が慣れ親しんでいることからもクセがなく感じますが、海外目線からするとこの4気筒こそ日本の個性とも言われているほどです。

まとめ

気筒数はバイクの個性の1つといっても過言ではありません。
気筒数が違うだけでも乗った感じがことなりますし、同じ気筒数であったとしてもさらに枝分かれする種類によっても間隔に大きな違いが出てきます。

2気筒・3気筒・4気筒とそれぞれの特徴を紹介しましたがそれを見るだけでも異なる個性があることが伝わったかと思います。
自分好みのバイクを選ぶためにもバイク選びの際には気筒数にも注目しましょう。