トライアンフの新型400,スピード400の特徴
イギリスのトライアンフ・モーターサイクルが、2023年に新型400となる「スピード400」を発表しました。
このトライアンフ・スピード400はクラシカルなデザインを特徴としたスタイルで人気が高く、その「いかにもヨーロッパ!」的な雰囲気が日本でも多くのファンを獲得しています。
その新型モデルということもあって、注目を集めているのです。
最大の特徴はその名前の通り総排気量が400cc以下ということで、「中型免許でも乗れる」点にあります。
普通のバイクの免許で大型バイクのようなパワーや走行感を味わえる、しかも名前にもなっているスピード感やオフロードでの走行など、多彩なシチュエーションにも対応しているオールラウンダーな性能を備えています。
見た目はクラシカルで高級感たっぷり、実際の走行感はパワフル&ワイルド、そんな2面性もトライアンフ・スピード400の魅力と言えるでしょう。
普通免許でも運転できることもあって、ライディングポジションは基本に忠実、体型・体格を問わず自然に乗ることができます。
ヨーロッパのモデルということもあって日本人にはちょっとシート高が高めな印象もありますが、軽い車体なので扱いはそれほど苦労しないでしょう。
そして走行性能における大きな魅力となっているのが小回り性能で、この点は街乗りで威力を発揮することでしょう。
その一方で加速性にも優れており、加速した際の振動もなく、高速道路でも走行でも快適に、楽しみながら運転することができるでしょう。
しかも、新東名の120km/hでも無理なく対応できるレベルです。
もちろんスピードの出しすぎには要注意ですが、街乗りでの小回りの効いた小気味よい運転と高速での高速運転の両方でその優れた走行性能を試してみたいものです。
そして、オフロードでの走行にもそれなりに対応しています。
もちろんオフロードバイクのようなワイルドな走行は期待できませんが、ロングツーリングの際にちょっとオフロードを走ってみようか、なんて楽しみも試してみることができるでしょう。
トライアンフ・スピード400のスペック
総排気量は398ccで、先述したように普通のバイク免許でも問題なく運転が可能です。
ハンドル周りではバーエンドミラーつきのフラットハンドルとなっており、ミラーの視認性に非常に優れています。
スピードメーターはかなり大きめ、タコメーターと液晶の両方が搭載されており、アナログ・デジタル両方で運転状況を細かく確認することができます。
このアナログな面は、クラシカルなスタイルを強みとするトライアンフならではの魅力かもしれません。
シートは前後一体型、こちらもかなりクラシカルな印象が強く、際立った個性は見られませんが、乗りやすさを重視した作りと言えるでしょう。
価格的にもお手頃で、このクラスのバイクの購入を検討している方は魅力的な選択肢となるのではないでしょうか。